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2019.01.31
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徹底比較!『RNF-REDUX』と『RNF-RETRO』

みなさま、こんにちは。スタッフのユウジです。
前回は『RNF-RETRO』の試乗レポートをご紹介しましたが、最近になってLuvsurfではあるお問い合わせが必然的に増えてます。
それは「RNF-REDUXRETROはどう違うのか?」「REDUXRETROのどちらを買った方がいいか?」「実際に調子がいいのはREDUXRETROどっちか?」といった趣旨のお問い合わせです。
一昨年発売され、ベストセラーになったモデル『RNF-REDUX』と昨年発売され現在も衰えることなく人気が上昇し続けている『RNF-RETRO』は見た目もモデル名も似ているので多くの方が同じような疑問を持たれているのではないかと思います。
そこで今日はこの2つのモデル『RNF-REDUX』『RNF-RETRO』を比較しながらモデルの特性をおさらいしていきたいと思います。

それでは、まず『RNF-REDUX』です。
約25年前のまだ誰しもが細長いハイパフォーマンスボードでサーフィンしていた時代にメイヘムが作り上げた、短く、幅広く、丸っこいフィッシュテールの異質なボード『Round Nose Fish』。
LOSTサーフボードの代名詞とも言えるほどの人気モデルになりフリーサーフィンというもの自体を変えていきました。

その『Round Nose Fish』を現代版にアップデートして作られたのが『RNF-REDUX』です。
ノーズ、テールロッカーをつけ、レールを薄くすることでターンを軽くしています。またボリュームバランスの調整により非常にドライブが効くようにできているので、守備範囲の広いアクションボードに仕上がっています。

一方『RNF-RETRO』ですが、現在サーフィン界では非常に80年代レトロボードが流行っています。
ワイドで平面的なデザインのものが多く、強い直進性と抜けるようなルースなターンが特徴なのですが、このレトロボードに手を加えてハイパフォーマンスボードができないか。と開発されたのが『RNF-RETRO』です。

レトロフィッシュのアウトラインに25年培ってきた『Round Nose Fish』のノウハウと超最先端シェイプ技術を詰め込んで生まれた、新時代のハイパフォーマンスなレトロボードなのです。
さて、それでは早速2つのモデルのアウトラインから比較していきたいと思います。

右がREDUX、左がRETROで、ディメンションは
REDUX 5’5”×19.25×2.32 27.25cl
RETRO 5’3”×20×2.32 28.3cl
長さは当然RETROの方が短く、幅広い訳ですが、数値の差以上に見た目の差は大きいです。
RETROの隣にあるとREDUXはシャープな一般的なショートボードに見えます。特にノーズとテイルの幅の違いはかなり大きいです。

ノーズ、テイルの幅が広いということは接水面積が多く、直進性能と加速性能が高い事がわかります。

逆にノーズ、テイルが絞ってあると鋭く、スピーディーなターンを可能にします。
アウトラインだけで考えるとRETROがやはりレトロボードでREDUXはRNFの特性を持ったハイパフォーマンスボードに見えます。
それを踏まえて次はレールとロッカーを見ていきます。

上がREDUXで下がRETROです。レールの見た目はなぜかRETROの方が薄く見えますが、実際の厚みはほぼ同じです。RETROが薄く見える理由はフラット気味のデッキからレールを一気に薄くしているためです。REDUXは中心が一番厚く、レールに向かってゆっくりと薄くなります。
RETROのレール形状は特徴的で他のモデルにはあまり見受けられません。フラット気味のデッキがレトロボードらしい強い直進性を助長し、レールを一気に薄くする事で鋭角なターンを可能にします。
一方REDUXのレール形状はハイパフォーマンスボードに似ています。ドーム型のデッキはボードを傾けやすく、レールを波に入れやすくします。さらに薄く落としたレールは大きなターンでも鋭角なターンでもコントロールしやすくしてくれます。

同じ写真でロッカーも比べるとノーズロッカーは上のREDUXの方が明らかに反っています。

テールロッカーはさらに大きく違っています。RETROはレトロボードにしては反っていますがとてもゆるいロッカーです。REDUXは初代のRNFと比べてもロッカーをつけています。
単純に考えてロッカーはきつい方がターンの性能が上がり、ゆるいと安定感と直進性能が上がります。
やはりREDUXはハイパフォーマンスよりで、RETROは細工したレトロボードといった感じになってきたところで、次にコンケーブを見ていきたいと思います。
REDUXRETROどちらもシングルコンケーブ〜VEEなのですが、VEEの始まる位置が大きく違います。

写真ではちょっとわかりづらいのですが、REDUXはテール部分、MAYHEMのマークあたりから始まります。

一方、RETROはボード中心から始まります。さらにRETROの方がVEEの盛り上がりが強いです。
VEEが強いとボードは傾きやすくなりターンの性能が上がります。
そしてRETROは写真ではわかりづらいのですが、VEEからレールに向けて薄くなっていき、レールでもう一度厚くなる特殊なレール形状をしています。これにより大きく傾いたボードが失速せずにターンに粘りが出ます。また、ターン時のコントロール性能も上がります。
ここにきてRETROのパフォーマンス性能をあげる細工が色々と出てきましたが、

他にもダブルカットされた大きなフィッシュテール。これは失速せずに鋭角にターンすることを可能にしています。RETROがレトロボードの形をしたハイパフォーマンスボードと言われる訳がそういった細工にあるのです。
しかし、それでもパフォーマンス性能だけ見ればREDUXの方が高いです。

驚くような初速の速さからビッグアクションを可能にした初代RNFを部分的にシャープにしてロッカーをつけ、ウィングをつけたREDUXは初代の特徴を失うことなく、より扱いやすく、お手本のように波を刻むマニューバーも可能にする非常にマルチでハイパフォーマンスなフリーサーフボードなのです。

そして、RETROは初代より初速をさらに早くし、その初速に負けないクイックで安定した粘りのあるターンで波のコンディションに左右されずにアグレッシブなサーフィンを可能にする新時代のフリーサーフボードです。
さて、ここからは2モデルの違いのまとめですが、


メインボードとして1本買うのであれば『RNF-REDUX』をお勧めします。扱いやすく、そのマルチな性能は使い勝手の良さNo.1です。ボード1本しか持っていけないトリップにもお勧めです。


そして、どちらかといえば小波でのサーフィンを重視している方と今まで乗ったことない新時代の乗り味を体験したい方は『RNF-RETRO』です。周りのサーファーがいまいちサーフィンできていないような日でもガンガン走って、ガンガンアクションが決まります。それは本当に今までなかった感触です。
2本とも持っていれば完璧ですが、みなさまも用途に合わせて是非1本ご検討ください!

★LOST『RNF-REDUX』のモデル解説は>>こちら!!

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★Luvsurfストアブログ『千葉南の波とRNF-RETROの使用レポート!』

 

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