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2016.08.14
24's BLOG

WSLインタビュー『マット・バイオロス』試練の時

WSLインタビュー『マット・バイオロス』試練の時

MATT
サーフボードのシェイパーでいることは簡単なことではありません。ハイコスト&ローマージン(費用が高く、儲けが少ない)という非常に競争が激しいビジネスです。どの投資家もお勧めしないとアドバイスするほどです。サーフ業界には、 机上の計算からよりも、自らの手で作りあげたい生粋のクラフトマンが多いのです。その多くは、生き残るために自分のエネルギーを費やせる得意分野を切り開いていきます。

マット・バイオロスは、ハイパフォーマンスの競争が激しい市場を選んだのです。シェーンや、ギャビン・ベッシェン、マット・アーチボルト、クリスチャン・フレッチャーを含んだ80年代後半のサンクレメンテ連中に囲まれて育ったことは、その選択時に無視できない事柄でしょう。

今日、バイオロスは、ツアーを回るプロたちのボードを数え切れないほどシェイプしています。USAでの大会の時は特に。彼がどのように対応いているか拝見するために、彼の忙しい時期を追いかけました。

「今月、あなたはどれだけ忙しいですか?」(8月1日インタビュー)

TTT

USオープンは、一年でもっとも大きなイベントです。ハーレープロも忙しいですが、ハーレープロはエリート用のイベントなので、メンズ、ウィメンズともに対応可能な規模です。しかし、USオープンに関いては、恐らく、25~30名のQS選手、およびジュニア、ボーイズ&ガールズそしてCTウィメンズのボードを作ります。

「侵入に対してはどのようにな準備しているのですか?」

私たちのチームのライダーにとっては、いつもの通りのノーマルなプロセスです。天気予報を確認しますーハリケーンのうねりが来るとか、あまり波がよくない日は、ワイドで短いボードで、樹脂をたくさん使おう。といった流れです。そんなとき不意に海外から電話が入り「こんにちわ、カリフォルニアに行くから、何本かボードをオーダーしたいなぁ」と言われます。私は、彼らとは継続的に取り組んでいないので、基本的に一か八かの勝負に出ます、私たちは、彼らにとってベストなボードになること願って、何本か作ります。

JR

「今年、例えば、誰が一か八かの勝負で勝ちましたか?」

恐らくルイス・エィアズ。今年、ジュニア部門で優勝したキッズです。私は彼にあったことがありません、今もまだ会っていません。彼はカナリー諸島出身で、ハンティントンにすら来たことがありませんでした。幸運にもうまくいった例です。

「QSで注目の新人は?」

QSは変わっています。よりインターナショナルなツアーです。トップ50位にアメリカ人は、3名ほどしかいません。だから私は多くの海外のサーファーと取り組んでいます。非常に攻撃的なブラジリアンなどです。

MR

「あなたはブラジリアンと長い間続けているけど、次は誰がくると思いますか?」

私はたぶん20回くらいブラジルに行っています。っていうか、10年前にあそこに居た事がある人なら、こういう事が起こるのは見えていたはず。次にブラジルから来るのは、マイケル・ロドリゲス、QSで非常に存在感がある青年です。21歳、非常にいい。

「この辺では?」

NNNN

ローカルのサーファーについては、イアン・クレインも非常にいい。彼は、苦労して大きなイベントに出場し、大きな波をとらえ、大きな動き、クラシックなレールサーフィンを見せつけています。QSでは誰とでも彼は戦えると思います。

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また、我々が非常に熱を入れているのがサンクレメンテのキッズ、グリフ・コラピント。去年、彼は多くの驚くようなことをしてきました。彼の才能と体型は地位を得たと私は思います。

「デザインのトレンドで、凄いなって思うものありますか?」

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QSには心を開くことが多くあると思います。QSでは、不都合な波のときがよくあるので、選手達は、素材だったり、シェイプだったり、構造だったりと、優勢になるために新しいものをどんんどん試してみようと思います。そこがCT選手とは少し違う点です。私は、最近シェイピングを非常に楽しんでいます。というのは、数回ごとに誰かが新しいものと一緒に現れ、驚ろかされるボードを披露し、興奮するからです。スナッパーでのストゥー・ケネディや、Jベイでの小さな5’9”のチャネルボトムに乗ったミック・ファミングなど。こういう事が起こっている事は、みんなにとっていい事ですね。 これはシェイピング業界全体に非常に役に立つことです。

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「再びボードの大きさが創造性に大きく関係しているっていうことは興味深いですね。
それは、マーク・リチャードや、サイモン・アンダーソンの革命時代を連想させます」

そうですね、MRがツインを発表して他を退けたときとか、サイモンが数年後にしたこととか、世界中のシェイパーにとって素晴らしい出来事でしたね。

お客さんが来て、それらのボードを見て「へい、あれとてもクールだけど、できる?」って言われた時、「うん、できるよ。すでに、やっている。我々もすでにやっているので見せてあげるよ」って言えるのです。

「最後の質問です。今年WSLの後半はどうなると予測していますか?」

笑。私は賢者ではありません。もし私の家を掛けなければいけないとか、銃口を突き付けられたとしたら、そうですね、恐らく、メディーナと言うでしょう。彼は、実績がある勝者です。ジョンジョンは未知の人物かと思います、彼は簡単にやりこなすので、ワールドチャンピオンにもなるでしょう。ウィルコもきっと人気がでると思いますよ。私たちのブランドや好みは彼と連携しているので、彼は…lost人のようなものです(笑)。だけど、選ばないといけないというならば、メディーナと言うでしょう。

このブログを書いたスタッフ

こんにちは西井です。 長年のプロサーファーとしてのノウハウと、カリフォルニアサーフインダストリーとの太いコネクションとLostのシェイパー"メイヘム”との20年を超えるリレーションシップによりLOST&Placeboサーフボードの正規輸入総代理店 「LUVSURF」 を東京都大田区で1996年からやっております。リニューアルされたWEBサイトでは毎日24’sブログを更新しておりますので、ぜひチェックしてください。