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2013.12.19
24's BLOG

『二人のシェイパーがBARへ』TWO SHAPERS WALK INTO A BAR

『二人のシェイパーがBARへ』

*USA SURFING 誌に掲載された、
LOSTのシェイパーMAYHEMと、D.H.DのシェイパーDARRENの対談記事を、
抜粋して翻訳してみましたのでご覧ください。

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一人のシェイパーが「私のこと、何か知ってる?」と問いかけ、もう一人のシェイパーが答えた「あなたのこと知ってますよ。犯罪者の子孫かな」(ジョーク)二人は笑い、ボインなウエイトレスにオーダーをしました。そして、サーフボードの技術、チームライダーへの要望、レディースサーファーのためのサーフボードの作り方、その他もろもろ、二人は話始めました。1時間ほど飲みながら語り、二人は去って行った日のことです。
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もし、冗談を期待しているならば、すみません、冗談はなく、あるのは、ビールのピッチャーとブラディーマリーと、サーフィン業界をリードするシェイパー二人の言葉だけです。これは、最先端のサーフボードについてです。
S/SURFING: ローワーとスナッパーは、お二人各自のキャリアに影響がありますか?
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MAYHEM/Matt Biolos:ここローワーは、ベストサーファーとの接触する機会を与えてくれています。皆、ここを通過するから。まっとうなフィードバックを与えてくれるサーファーがいるということは、とても重要なことです。また、波も完璧なカーブを描いていて、ボードのすべての不具合もニュアンスも浮きだしにしてくれる。
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D.H.D/Darren Hadley:スナッパーも同じです。1本の波で20回もターンができるほどの波です。スナッパーで行われるQuick Proは、また2月に開催されますが、多くのサーファーが私にオーダーを入れています。ローワーでの大会がある時、多くのサーファーがマットにオーダーをするのと同じですよ。ツアー(大会)では、お気に入りのサーファーに会い目で追うことができ、彼らがどのようなボードに乗っているか見ることができます。だから、そのボードは、世の中のサーファー達が手に入れたいと思っているボードになんらかの影響がでてくるものになるんです。
M:あなたとジェイソン[JS/STEVENSON]は、2000年代初期にサーファー達の新しい世代の扉をたたき開けたように思えます。家の前にある掘れた波と共に、あなたは取り組んできた。2フィートからパーフェクトな波でのハイパフォーマンスなチューニングをね。あなたたち二人は、スナッパーでの大会からUSオープンの悪い波の大会までいくつかの大会をなしとげてきましたからね。まぁ、私は、そういうよくない波用のボードでも作りますよ(笑)
S:おふたりは、ライバル視しているブランドはありますか?
M:競い合い、フレンドリー、リスペクトし合うライバルです。ツアーを回っているサーファーたちと同じです。
ミックがコンテストで優勝したときは、Darrenに”おっと、お前がとったか~”って言う仲です。(笑)
D:私にとっては、アスリートを1番に考えます。私がミックファミングをケアしてる場合、彼にはベストなものを乗ってほしいと思いますね。もし彼にベストなものを提供できなければ、彼はそのことを伝えてくれるでしょう。ミックは素晴らしいサーファーなので、とても優れたフィードバックをしてくれます。以前Mayhemボードを使用していた彼からそのボードのどの部分が好きなのか聞き、私は学んだのです。逆のパターンも同じです。
M:多くの失敗を受け入れることです。それはプロ野球選手のようにです。世界のベストに入る選手でさえ、平均は、3割3分3厘です。
D:マット、あなたは、今年、コロヘ[アンディーノ]に何本のボードを作りましたか?
M:おそらく、今年150~200本作りました。が、その80%が彼から返却され、彼が乗ったボードの20%は折れました。
D:本当ですか?おお!私の場合、今年、必至に作ってミックに100本かな(笑)。
M:えっとね、ミックは、1年のうち250日もあなたのオフィスに居座るようなディノみたいな父親がいないからですよ(笑)。コロヘは、ミックより非常に激しさがあるサーファーです、彼は誰よりもエアーをするサーファーです。サーファーは年齢を重ねると、より洗練されていき、多くのボードを台無しになくなります。今、コロヘは、ギャビー[メディーナ]、ジョンジョンにおいていかれないように頑張っています。彼が、彼と同い年のサーファーが8フィートのエアーをしたのを見たら、彼も8フィートのエアーをしたいのです。一方ミックは、6回のパーフェクトな巻き込むターンができ、またそれを毎回の大会でも実行できることを知っているという点が違いですね。
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S:マジックボードを複製することは可能ですか?
D:まったく同じ方法で10本のサーフボードをつくれますよ。でも仕上がったときは、違いがでます。まず、材料は10本とも違った木です。この点は、とても大きな違いです。
M:まったく同じボードをつくることはできますが、ストリンガーは違います。それらのフレックスの具合には違いが出ます。1本はとてもタイトにしなり、もう1本はもっと柔らかいなど。サンディングは、サンディングマンが、その日の朝、奥さんと喧嘩でもしていたら・・・
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D:また、アスリートがついてない日、もしくは、波がよくない日にボードに乗り「このボードは最悪。好きじゃない」と言っても、1ヵ月後にその板を乗ったら「この素晴らしいこのボードは!」ということもある。
M:(笑)そうです。ボードは、そのときの波や場所によって感じ具合が変わるのです。
S:コロヘやファミングでもそうされているように、ステファニーギルモアやカリッサムーア達のボードの製作にはなにか違った点はありますか?
M:Darrenの方が多くのタイトルを取っているから、彼がこの件はこたえるよ。
D:カリッサとステファニーは、メンズサーファーのようなサーフィンをする素晴らしいサーファーです。だから、こそビッグスコア―を獲得する二人。彼女たちは、少年がすることを正確にできてしまうレベルです。ステファニーは基本的に、ミックのボードを少しボリュームを下げて乗ります。
M:おそらく世界でそのようなサーフィンができるウェメンは、3、4人いるでしょう。彼女たちのサーフィンは大きく、力強いので、一緒に海にはいるとあなたは狼狽えてしまうかもしれませんが、彼女たちの体重を知ったら、とても軽いのでびっくりするでしょうね。彼女たちは、男性と違って筋肉がないからです。
D:日本人のサーファーみたいですね。
M:彼女らはお尻があり、女性特有の体つきをしている。それらが、彼女たちを実際よりも大きく見せています。が、ステファニーとカリッサは、肉体的な事だけではありません。彼女達は、素晴らしい技術を持っています。みなさんが思うより、彼女達はとても軽いのです。彼女達は、103パウンド(46.5kg)しかありません。おそらく、「ちょっと待って!それならば、そんなに大きなボードに乗る必要ないよ。幅18インチ以下のボードにすべきだよ」って言いたくなりますよね。これはGriffin ColapintoみたいなKIDSにボードを作っている感じです。15歳ぐらいという年齢は、成熟した身体ではないので、年齢に応じた力を持っています。
D:今年、ステファニーに作ったボードは失敗でした。ハンテイントンでのコンテストの後、数か月取り組んだのですが、とても厚いボードを彼女に作ってしまいました。最近は、細めで薄いデザインのを作り、彼女の世界観が変わりました。
サーファー達からボードについて常にフィードバックはありますか?
M:そうですね。ときどき30分試してフィードバックくれるヤツもいますよ。でも、ボードを持出し2~3本乗ってみて、デッキをぼこぼこにしつつ、ボードの調子を肌で感じ、乗り込んでマジックボードとなることもよくあります。
D:もし、彼に1本のボードを渡したとします、それが彼が手に入れられる1本のボードです。彼はそのボードに乗り、数か所に凹みを作り、バシバシ乗って、そのボードに馴れて生命が宿る感じです。
M:革靴のようなものなのです。最初は固い物です。タジは、ローワーのコンテストでずっと同じボードを乗っていました。見てくださいあのターンを。
D:彼らに手渡したボードのうち半分は、彼らは乗ってさえいません。最近、ミック家のガレージに行ったとき、87本のボードがそこにはありました。すべて5’11”です。彼は「そこではこれが一番。で、このボードはあそこで一番」と話始め、彼は気が遠くなったように「ここの半分を持って帰ってくれ」と言ったのです。
M:幅が広いボードを渡した方が簡単ですね。彼らはその幅が広いボードに乗るとコントロールが難しく感じ、かつ新鮮に感じるからです。もし、いつも私のボードを乗っているサーファーに少しフォイルと屈曲を与えたDarrenのボードを与えるとすると、リップのときのフリー感をすごく感じることができ、「わぁお。これ、信じられない」というでしょう。クリスワードがそうでした。彼が初めてスナッパーに行ったとき、Chiliのボードで波に乗ったところ、彼は、その素晴らしさについて熱く語っていました。そして、新たに6本のオーダーをして、その6本をTストリートで試したが、結局、彼はどれも気に入ることはなかったのです。
D:数年前、フィジーでコロヘがボードをパンチしたときどう思いました?
M:ああ、エゴ的な傷ですよね。彼は、私をパンチしたようなものですよ。
D:私は、彼らがそういうことをするのが嫌いです。ただ、叫べばいいのに。
M:その通りです。が、メジャーリーグの野球選手は、三振したとき、”ファッキン”バットを折りますけどね。
D:彼らの”ファッキン”頭を割って教えてやらないとだめしょうね。
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サーフボードのデザインへのスレーターの影響は何だと思いますか?
D:どんなスポーツの世界でも一人いますよね。 サーフィン業界では、スレーターです。皆、彼の後を追います。アルメリックは、彼のボードを作ってたなんてほんとラッキーなことです。我々は、コロヘやミックのボードを作れるのも同じくとてもラッキーなことです。みな、彼が何をするか見たがっています。そして、今、彼は若い世代の選手を倒すために回転し、少しでも優位になろうとしています。彼の年齢で世界1位であると・・・
M:今は、2位だけどね(笑)
D:いいですねー!皆、彼が今何に乗っているか?ウエットスーツは何を着ているかに注目するのです。そして、彼の後を追う(真似をする)のです。私はスレーターには早くツアーを引退してほしいと願うばかりです。それが私にとって唯一の世界タイトルをとる近道ですから(笑)
M;ケリーは唯一無二な存在です。彼は、とても多くのタイトルを獲得していて、ずっと成功をおさめています。彼のキャリア(経歴)のここ数年は、本当に負けていません。ジョエル(パーキンソン)や、タジ、ジュリアンを考えてみてください、彼らはケリーと比べてリスクの取り方が非常に低いです、なぜなら背負うものが大きいからです。周りの人々はジュリアンに「なぜワールドツアーのタイトルを1回以上とれないのですか?」と聞きますが、ケリーは非常にクレイジーなポジションにいます。彼はもはや退屈であるかのように、これらのコンテストをラボラトリー(試験場)であるかのように扱っています。
彼がクワッドフィンで成し遂げたことは信じられないものでした。彼はコンテストの結果を持って、クワッドで何ができるか皆に見せつけたのです。そして、ミックとジョエルは、くそっ!彼にできるなら、俺たちにもできると考えていたので、今その恩恵を受けています。今、彼らは、4つのフィンで大会を勝ち抜いています。以前はこれらのボードは掘れたポイントのみこなすものとして知られていたましたが、ケリーは未だにサーフボードのデザインをリードしています。
D:彼には余裕がある。彼はお金と時間がある。そして眠らず、彼はただ横になり「今日はなにをしようかな?」と考えているのです。
M:3年前、ケリーはほとんどをやり遂げたようにみえましたね。彼は流行りのエアーをやり、彼のターンはキレがよかったが、彼は自分に合ったボードをそれでも手に入れようとしていました。そして今彼は見つけ出しましたね。パイプラインの大会でクリスワードを負かしたとき、彼は代替ボードを試すことの正当性を示しました。クリスは典型的な6’6”のスラスターのピンテール、ケリーは5’10”、それはクリスがサーフトリップでずっと乗っているようなボード。後で私がクリスに言ったのは「くそぉ、ケリーはお前流のボードにのって、お前は負かされたんだぞ」”
D:ジャッジは5人です。彼らはヒートをみて、またヒートを見る、毎日、毎日。コンテストが終わり、また次のコンテスト。。。そんなジャッジからスコア―をもらうためにごまかさないといけないですね。ケリーはジャッジに好印象を与えるために新しいやり方を見付けだそうとしています、新しく登場したジョンジョンは自由にサーフィンをします、ジャッジはそんなものを好みます。分かります?彼は、本当はそこまでではないのです。
M:私も思います。彼はチューブに入り、そして大きなエアーをしますが、ターンは思っていたより標準以下。クリスワードは、15歳の時以降、サーフィンがどんどんうまくなっています。彼がボードをもって海へ入り、カーブをかけ、ターンをする、そんなときは、彼はボードが気に入ったとき。もし、ボードをパタパタとはたき、エアーをしようとしたときは、彼はそのボードが気に入らないときです。私は彼用にエアー用のボードを作ったことはありません、カーブ用のものだけです。ボードのレールがうまく機能すれば、すべてが自然にうまくいくものですから。
D:私にとってはとても楽です。ミックは、エアーをそんなにしませんから(笑)ほとんどがキレのある動きとターンです。しかし、他のサーファー達には違ったシェイプをします。アッシャー・ペイシーは私のボードに乗っています。彼は自由で人生を楽しんでいる人物です。彼曰く、彼の人生において他のシャイパーのスラスターには乗らないと言ってくれています。なので、そんな偏見のない、メローな人のために私はリラックスしてボードを作ることができます。一方、ミックは「自分に合ったボードがほしい。でなければ、メイヘムボードをくれてやる」っていう感じです。
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サーフボードデザインはこの先どう進化するのですか?
D:フィンの数とフレックス性ですね。フィンはとても重要なポイントです。マジックボードに調子悪いフィンをつけると、最悪ですしね。
M:それ(ボードの先行き)は、こうです。パイプラインのツアーが終了するとホリデーシーズン(連休)ですが、ディノ・アンディーノは私の前に立ち「スナッパー用にボードを作ってもらいたい、1か月後、私たちはスナッパーに行くんだ!」となるのです。私たちにはオフシーズンというものがありません。1ヵ月間サーファーをエルサルバトルへ連れて行き、30本のボードでライトハンドのポイントブレイクでサーフする、ということはできません。
D:マットや私のようは人には、そういうことをする時間はもうないのです。これが私たちのスポーツの美しさです。このような外に出れない数少ないシェイパーがサーフボードデザインの将来を動かしているのです。
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M:私は今後は複合材料のストンガーが使われることを期待しています。ケブラーや、ファイバーグラスでできたもの。フレックスに優れていてボードが折れにくいもので、理想のフレックスをし強度をコントロールできるものを手に入れたら、大きな進化になるでしょう。大きな変化を求めている独創的な素材を開発してくれるヤツらが沢山います。ボードを製作しながら、私たちは、トップレベルになるにはどう取り組むかお互い良い関係を保っています。そのような物を開発した人物が新しいアイディアを持ってファクトリーへ現れ、われわれがその素材でサンプルボードを作ってみてPROライダー達がテストするという流れでサーフボードが進化するのです。

[vimeo]https://vimeo.com/79794912[/vimeo]

 

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Koji Nishii・西井浩治
このブログを書いたスタッフ

こんにちは西井です。 長年のプロサーファーとしてのノウハウと、カリフォルニアサーフインダストリーとの太いコネクションとLostのシェイパー"メイヘム”との20年を超えるリレーションシップによりLOST&Placeboサーフボードの正規輸入総代理店 「LUVSURF」 を東京都大田区で1996年からやっております。リニューアルされたWEBサイトでは毎日24’sブログを更新しておりますので、ぜひチェックしてください。