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サーフィン歴4年の38歳・女子。肩幅が狭くて脚力がない私が、あの「F-1」を手放せなくなった理由。

サーフィンを始めて4年。まだまだ波を読むのは下手だし、これといった得意技があるわけでもない。テクニックはまだまだで、横に走れてプルアウトができる。最近はアップスンダウンもちょっとできるようになったレベル。

どんな人なのか

サーフィン歴4年の38歳、170センチ・57kg。
鴨川に移り住み3年目。ほぼ毎日サーフィンをしています。

ひょろっと長い体型で、手長族です。

ハイパフォーマンスボードなんて、私には早い。そう思っていた

Luvsurfのサーフボードは4つのカテゴリーに分かれていて、私はもっぱら「イージーサーフ専門」でした。

  • ハイパフォーマンス
  • パフォーマンス
  • フリーサーフ
  • イージーサーフ

そんな私が、今手放せないのはあの、F-1!

肩幅が狭く、脚力が弱い女子こそ、ハイパフォーマンスボードが良い!と感じた理由をこちらでお伝えします。

これまでのサーフボード遍歴

まずは私のサーフボード遍歴を。初めて1年くらいはこのあたりをぐるぐるしていました

  • Placebo ORCA
  • Placebo LAYZ POTATO
  • Placebo RNF-SNAPPER

でも、あんまり乗れなくて、ほとんどが海に浮いているだけの状態でした。

そんなときに、海で会った知人が「SMOOTH OPERATOR」を乗っていたので、ちょっとだけ乗らせてよ。と貸してもらうことに。

めちゃくちゃ大事な相棒!Placeboのスムオペ

すると、びっくり!めちゃくちゃに乗れる!すんごい乗れる!そこから怒涛のスムオペ祭りが始まります。

  • Placebo SMOOTH OPERATOR 6'4、36.55cl
  • Lost SMOOTH OPERATOR(PU) 6'2、34cl
  • Lost SMOOTH OPERATOR(PU) 6'0、34cl USAカスタムオーダー

左:Mayhemの娘 ライダーちゃんにペイントしてもらったもの


このときに、テイクオフができるようになり、「板の上にたつ」を習得できました。 しかし、ここで新たな課題が…

横にしかいけない!

アップスとか、カットバックとかしたいけど、思うようにいかない。そんな課題に抱えたままスムオペ愛用者としてサーフィン生活を謳歌します。

このときには、「ロングより波をつかむ」「クソ波の女王」「エンジン付きのパドル」などの異名を与えられたほどです。

初めてのハイパフォーマンスボードは、SUB DRIVER 2.0

👩「スムオペが調子よくて、すんごい乗れるようになったんですよね。」

なんてニシイさんと会話をしていると…

「女性って肩幅が狭いから、細いボードのほうが合うみたいです。オトンみたいな体型の人も、SMOOTH OPERATORは向いているんですよ。」

なるほど!?そうなのか!?

今まで、まわりにいるサーフィンおぢからは「まずは幅広い板でテイクオフができるようになるのが先決だね」なんてアドバイスをもらっていた私は目から鱗状態。

その理屈ならば、さらに細いハイパフォーマンスボードもいいのでは?と思い、SUB DRIVER 2.0(PU)を買ってみました。

そのときにも周りからは「そんな、ハイパフォーマンスボードに乗れるわけがないだろう。」とめちゃくちゃに言われました。

選んだサイズは、6'0"、31.75cl。

乗れるかなー、かなり浮力も落としたし、ロッカーも強い。こんな初級者が乗れる板なのかしら…?の不安を抱えたまま、初めてのハイパフォーマンスボードを持って海へ。

が、しかし…「めちゃくちゃ乗れる…!」浮力が下がっているのに、パドルが遅くなった感じもしない。むしろ速いまであるのでは!?

ニシイさんが言っていた「肩幅が狭い人ほど、パドリングのときに腕をより真下に近い角度で深く入れられる」を実感し感動しました。

その後は、Driver祭りに入ります。

  • SUB DRIVER 2.0、6'0"、31.75cl
  • SUB DRIVER 3.0、5'10"、28.50cl
  • DRIVER 3.0、5'10"、27.50cl

しかし、ここで調子にのっていた罰がきたのか、Driver 3.0は全然乗れない…テイクオフをしても波に置いて行かれる感じ。

せっかく買ったのに、半年くらい寝かせていました。笑

サブドラ2.0と3.0でぐるぐる。先がとんがっているので、ドルフィンもしやすい!しかも薄い板だから、ちょっと力をいれると動いてくれる。 脚力がない女子にはハイパフォーマンスボードってめっちゃいいのでは!?と感じるようになりました。

寝かせていたDriver3.0はパドル位置を1センチだけ前にすることで克服できた

そうは言っても、F-1は別でしょ…

WSLのチャンピオン ヤゴ ドラや、LOSTの大男"コール ハッシュマン"が愛用する、あのF-1。さすがにエキスパート向けな板でしょー…と販売から半年は見送っていました。

そろそろ新しいボードが欲しいけど、またDriverシリーズかしら…なんて考えてLuvsurfのサイトを漁る、F-1ってどうかしら…と悶々とする日々。

鴨川 MW SurfShopのマサトさんにも、ちょびっと相談。するとすごい言いにくそうに、「あぁ…F-1ね…うーん、どうだろ。日本の波にはねぇ…サブドラがいいんじゃない?」

お前にはまだまだ早いよ!を超オブラートに包んでくれてる😂

とにもくにも、蒲田にあるお店へGOー!

ニシイさんの弟さんである、マサハルさんが接客してくれて

「実は、F-1が気になっていて…」と白状。今、乗っているサイズと比べて、少し上のサイズにするのが良いのでは?とオススメされました。

このとき、一緒にいたサーフィン歴35年のおぢさんも同意見です。なぜなら、Driverに比べてさらに細い!加えてロッカーもキツイ!

👨「CTサーファーが乗る板なんだから、浮力を下げるなんて選択肢ありえなくない?これって、めちゃくちゃに掘れててデカい波用の板でしょう?どこで使うの?」という感じ…

だが、しかし!根拠のない自信が、メラメラと湧き上がっている私は、5'8" 25.74clをチョイス!

👨「そんなサイズにしたら、乗れる波数が減るって!絶対やめたほうがいいって!」と心配してくれるおぢを尻目に強行。

デッキパッドはボードのアクセントカラーに合わせるのが私流。

おろしたての日、30分で5本!不安は杞憂でした

おろしたてのF-1を担いで海に向かった日、コンディションはムネカタ。「ほんとに、乗れるのかな…」って不安のほうが正直大きかったです。

でも、パドルを始めた瞬間「あれ?」ってなりました。腕がいつもよりずっと深く水に入る。Driver3.0よりも明らかに幅が細いから、肩の可動域を邪魔しない。一掻きの推進力がぜんぜん違う!気づけば、いつもより早いタイミングでピークに入れてる。

不安は杞憂どころか、まさかの大当たり。たった30分で、5本も乗れちゃいました!

「ハイパフォーマンスボードは扱いが難しい」ってイメージだったのに、少なくとも私にとっては、これまでのボードよりむしろ波に乗りやすい。この日の5本が、私がF-1を手放せなくなった最初のきっかけです。

驚いたのはテイクオフだけじゃありません。立ち上がってからの反応もこれまでと全然違う。Driver3.0だと「板を押して曲げる」感じだったターンが、F-1だと足元の力をそのまま伝えるだけで、レールが勝手に噛んでくれる。

道具の性能に助けられてる…!道具に助けてもらえるってこんなに気持ちいいんだ、と初めて知りました。

振り返ると、「浮力に余裕を持たせたほうがいい」ってアドバイス自体は、間違ってなかったと思います。

ただそれって、パワーで押し切るパドルを前提にした、いわば男性目線の「安全策」だったのかも。肩幅が狭くて、細身のボードのほうがむしろ深く漕げる私みたいな体格には、その安全策がそのまま当てはまるとは限らなかったんです。

なぜ「幅が細い」ことが、私みたいな体格に効くのか

SUB DRIVER 2.0を初めて買ったとき、ニシイさんに言われた「肩幅が狭い人ほど、パドリングのときに腕をより真下に近い角度で深く入れられる」という理屈。あのときは「へー、なるほど」くらいの感覚だったけど、F-1に乗ってからのほうが、正直もっと腑に落ちました。

ハイパフォーマンスボードは、スピードとコントロール性を出すために、幅(ワイズ)が細く設計されています。肩幅が狭い人ほど、腕を深く入水させられる。逆に幅が広いボードだと、肩幅が狭い人は腕を外側に開いた状態でしかパドルできなくて、水をしっかり掻けないまま、浮力だけでなんとか進んでる状態になりやすいんだそうです。

左に合わせて並べた3本のボード。F1の細さが際立つ

たとえるなら、狭い通路と広い通路を歩くときで、自然な歩幅や腕の振り方が変わる感覚に近いのかなと。ボードの幅と自分の肩幅が合っていないと、身体はどこかで無理をしながらパドルすることになるんですよね。

つまり、幅の細いボードと相性がいいかどうかを決めているのは「上級者かどうか」じゃなくて、「肩幅とボード幅のバランス」。

多くの女性は男性より肩幅が狭いぶん、実はハイパフォーマンスボードのような細身のシェイプと相性がいい。

パドルが速くなればテイクオフのタイミングも速くなるし、乗れる波の本数もテイクオフの成功率も自然と上がっていく。体力や経験値の話じゃなくて、単純に体格とシェイプの相性の話だったんです。

「男性基準」のサイズ表を、そのまま信じていた自分

サーフショップに並ぶサイズ表とか、「初心者はこのくらいの浮力で」などの一般的な目安って、実は長く市場の中心にいた男性サーファーの体格をベースに作られてきた部分が大きくあると思います。

レジャー白書などの調査でも、日本のサーフィン人口は男性、それも40代・60代の参加率が突出して高いとよく言われています。

裏を返せば、サーフボード選びの「常識」や「セオリー」は、長年こうした男性サーファーたちの体格やパワー、パドル力をベースに積み上がってきたものでもある、ということです。

思えば、「まずは幅広い板でテイクオフができるようになるのが先決だね」というアドバイスも、そのセオリーのひとつだったんだと思います。決して間違ってはいないけど、肩幅が狭くて、パワーで押し切るパドルが得意じゃない私みたいな体格には、実は細身のシェイプのほうが向いていた。

サイズ表を見て「自分には合わなそう」って感じたときは、その表が間違ってるんじゃなくて、単に自分みたいな体格を想定して作られていない表だった、ってだけなのかもしれません。

ボード選びのものさしって、体重や経験年数だけじゃないはず。肩幅とか腕の長さとか、パドルの得意不得意みたいな体格の要素も、もっと当たり前に語られていいと思うんです。この経験を通して、私は初めてそう感じるようになりました。

男性でも、「細くて長い」体型の人はF-1と相性がいい

これ、女性だけの話じゃないのも面白いところ。ニシイさんいわく、男性でも身長が高くて、肩幅が比較的狭くて、手足が長いタイプの人は、同じ理屈でハイパフォーマンスボードと相性がいいことが多いそうです。

実際、一緒に海に入ってる男友達にもF-1を勧めてみたら、体格がひょろっと細くて、身長のわりに肩幅が狭いタイプの彼は、私と同じで「パドルが軽くなった」「腕が深く入る感覚がある」って話してました。

一方で、がっちり肩幅が広くて、パワーでボードを押し進めるタイプの別の友達は、細身のボードだとむしろ窮屈そうで、彼にはもう少し幅のあるモデルのほうが合ってそうでした。

つまり、パドル効率を決めてるのは性別そのものじゃなくて、あくまで「肩幅とボード幅の関係」「腕の長さとストロークの深さの関係」っていう、個々の体格の話。

「ハイパフォーマンスボード=屈強な男性用」っていう私の思い込みは、性別だけじゃなくて体格の多様性という意味でも、ちょっと雑すぎる分類だったんだなと思います。

初心者にもおすすめできる?正直なところ

誤解のないように言っておくと、F-1は「サーフィンを始めたばかりの人が一枚目に選ぶボード」としてはオススメできません。

ある程度パドルの基礎ができてて、テイクオフの動作にも慣れてきたタイミングでこそ、細身のシェイプの恩恵を実感しやすいと思います。私自身、スムオペやサブドラを経てからF-1に辿り着いたので、なおさらそう感じます。

ただ、「サーフィン歴が浅いから」「エキスパートじゃないから」って理由だけでハイパフォーマンスボードを最初から選択肢の外に置いちゃうのは、ちょっともったいないとも思ういます。

大事なのはキャリアの長さより、自分の体格とボードの相性を一度試してみること。ショップで相談しながら、まずはレンタルや試乗でパドルの感覚を確かめてみるのが、一番確実な近道だと思います。

エブリディ・ハイパフォーマンス、というF-1のコンセプト

改めてF-1について調べてみると、なるほどなーという設計になってます。

F-1は、世界トップ選手のプロトタイプをベースにしつつ、日常の波でも扱いやすいように再構築された、いわば「エブリディ・ハイパフォーマンス」ボード。重心をやや後ろ寄りにセットバックしてノーズ側のボリュームを抑えつつ、デッキはセンターに厚みを持たせてレール側は薄くテーパード。コンケーブはシングルコンケーブベースで、テール側でダブルコンケーブに切り替わる設計です。

対応する波のサイズも腰〜オーバーヘッドまで幅広くて、大会用の特殊な波でしか扱えないボードじゃないのもポイント。

パワーのないコシサイズでもガンガンのれる!

サイズ展開も細かいのがありがたいところ。BROサイズは5'6"〜6'3"で体積は24.30ℓ〜33.50ℓ相当、体重目安はだいたい51〜80kgの範囲。

体格が小さい人やキッズ向けにはPROサイズもあって、体重や体格に合わせて選べます。私みたいな体格でも、無理のない範囲で浮力とサイズのバランスが取れるモデルがあるのは、地味にありがたいポイントでした。

テール形状も、スカッシュテールとラウンドピンテールの2タイプがストックで選べます。私が選んだのはスカッシュテール仕様。テ

ール幅にゆとりがあるぶん、多少波が小さい日でもスピードを維持しやすいと聞いて選びました。実際、腰から胸サイズくらいの日でも失速する感覚がほとんどなくて、いつでも持ち出せる相棒になってます。

サイズ選びは「体重と身長だけ」で決めるものじゃない

F-1に乗るようになって一番変わったのは、波に乗れる本数そのものです。テイクオフが速くなったぶん、迷ってるうちに波が来て乗り遅れる、ってことが明らかに減りました。ターンも、ボードが軽く感じるぶん、思ったところに足を運びやすい。決して私のサーフィンが劇的に上達したわけじゃありません。ただ、道具が自分の体格にフィットしただけで、これだけ海での体験が変わるのかと今でも驚いてます。

ぜひ一度、Luvsurfの店頭で実物を手に取ってみてください。浮力やシェイプの違いは、Luvsurfのスタッフさんに相談しながら試すのが一番。Lostのサーフボードを知り尽くしたスタッフさんに聞くのが一番いいですよん🫶


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